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2012/11/29

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
私の探していたようなものはあまり見つかりませんでしたが、大物を探している方には魅力的かもしれません。またその時々によってきっと出品者も色々でしょうから、次回行ったらまた違うのかも。普段から開いているアンティークショップもたくさんあるようですから、ゆっくりそれらのお店を見に来るのもいいですね。

とりあえず気に入ったお皿は購入出来たし、これ以上長居は無用かなーと、予定より早くフィレンツェに戻ることにしました。今から帰ったら、フィレンツェでゆっくりランチも出来るかも!と気持ちはもうお昼ごはん(笑)。

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
私はやっぱり器やシルバーを探していたのですが、小物はあまり魅力的なものが見つかりませんでした。ここは大きめの家具類が中心なのかなー。あと、古本がずいぶんたくさん出品されていたのが印象的でした。

まさかの何もゲットせずに帰るのか?と不安になってきたところで、19世紀始め頃(と出品者に言われた)のジノリのケーキ皿に出会いました。シンプルで状態もよく、お値段も手頃だったので出ていた2枚とも購入。ちょっとは来た意味があったかな。

私にとってはあまり興味をそそられるものがありませんでしたが、このアイアンベッドは気になった(絶対持って帰れません)。

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
古本もたくさん。美術系が多かったような。

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
こんな感じのも。

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
こんなのや…。

Arezzo antique market

Arezzo antique market by Casa dell'Albero
Arezzo antique market, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
Arezzoに来たのは月に一度、第一日曜日とその前日の土曜日に開催されるアンティーク市を訪問するため。イタリア最大級と言われる規模の市。月に一度なので、予定を立てるときにそれも十分考慮して日程を決めてきたのでした。昨年L'Isle-sur-la-Sorgueのアンティーク市を訪れてからその魅力にすっかり取り付かれてしまった私は、今回もワクワクしながらArezzoの駅に降り立ったのでした。

広場には大きな家具類が中心に並びます。

La vita è bellaな町

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
フィレンツェ滞在2日目は早起きして、列車で1時間の街、Arezzoに向かいます。ここはロベルト・ベニーニが監督・脚本・主演した映画、La vita è bella(ライフ・イズ・ビューティフル)を撮影した場所としても有名ですね。町の中心にある広場には、こんな看板も。

この町に来たのには理由がありました…。

2012/11/26

この旅一番の男前(別嬪?)

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
おまけの一枚。

La Bottega dell'Olioの店前にいたお利口そうなワンコ。性別は不明です。

la torta al ciocolato e prosecco

Trattoria Armandoではドルチェをパスし、向かったのはこちらのお店。食後のデザートを食べに2km-3kmも歩く私もどうかと思いますが、フィレンツェの中心部のほぼ西の端から東の端まで黙々と歩いてたどり着きました。

目的のお店は、Dolci e Dolcezze(Piazza Beccaria 8r / open: 8:30 - 19:30 / 休: 月曜日・日曜日は午前中営業)。美しいドルチが並ぶ店内にうっとり。チョコレート好きの私は迷わず "la torta al cioccolato"(チョコレートケーキ)を選択。ピュアなチョコレートの風味が存分に味わえます。そして一緒にプロセッコ。頭の中が桃源郷です。

spaghetti alla carrettiera

ミラノ最後の夜は楽しくリストランテで食事をし、翌朝は相変わらず絶賛時差ぼけ中のため早朝覚醒し、ゆっくり荷造りして7:00過ぎには宿を出ました。頼んでおいたタクシーに乗り込み、ポルタ・ガリバルディ駅へ。前日購入したitaloのチケットを握りしめ、無事乗車。快適な車内から見える景色は真っ白。どんどんお天気が悪くなっています…。

到着したフィレンツェは、どんより曇っているもののなんとか雨はまぬがれた感じ。駅からタクシーに乗り込んで今宵の宿に到着したら、とりあえず荷物を置かせてもらってすぐに街中へ。

フィレンツェは9年前に2ヶ月程滞在した街なので、土地勘がまだ残っています。美味しいお店も寄りたいお店もたくさんあって、はやる気持ちが抑えられません。翌日の夕方遅くには相方が合流するので、一人の時間はあと少し。やることがたくさんあります。

まず向かったのはオリーブ製品で有名なお店、La Bottega dell'Olio。少し分かりにくい場所にありますが、センスのよい小さな店内にはオリーブに関するありとあらゆる商品がたくさんあります。オイルはもちろんのこと、オリーブの木で作ったキッチン雑貨やオリーブの絵がプリントされたクロス、オリーブオイルで作った石鹸やスキンケア製品なども。私が今回欲しかったのは、その石鹸。小さくてすっきりしたデザインの石鹸は自分用に、そしてお土産にもぴったり。シチリアで作られたというその石鹸をいくつも購入し、その他にもパルマで女性陶芸家が作られているというオリーブの実を食卓に出すときの器なども購入。こちらのお店、店主のかたの穏やかなお人柄もとても素敵で、商品について丁寧に説明してくださいます。お勧めのお店です(Piazza del Limbo 2r / open: 10:00-13:00, 14:00-19:00 / 休: 日曜日・月曜日の午前中)。

その後、フィレンツェに行ったら必ず行く高級スーパーPegnaに寄って、Pistocchiのチョコレートトルタを購入。濃厚でみっちりした食感のこのトルタ、絶対買って帰りたかったのです(本当は工房にお邪魔して購入したかったのですが、時間の関係で泣く泣く諦めました…)。モノポーションのものもいくつか買って、お土産用に。ここでまた大荷物になってしまったので、もう一度宿に戻り、預けてあったスーツケースに購入した商品を押し込みます。

身軽になった体で向かったのは、Trattoria Armando。ここに来たら絶対カレッティエッラ。カレッティエッラとは、ニンニクと唐辛子ががっつり効いたトマトソースのパスタ。ニンニクの量がハンパないのですが、美味しいものを前にしてはそんなこと言ってられません。ハフハフいいながら赤ワインと一緒にいただきました。

BIANCO LATTE

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
これからの移動を考えて、ミラノではあまり重たいものは買わない予定でした(食材はトスカーナの現地で美味しいのがたんまり買えるだろうし)。でも、探していた本は買っておきたかった。確実に置いているだろう本屋さんを目指したのですが、まさかのお休み(祝日でしたからね)…。泣きながら、宿の近くまで戻ってきました。

私は宿から近いほうのメトロM2線の駅、Moscova駅を主に利用していましたが、もう少し遠いところにあるM3線のTurati駅の近くにあるこちらのお店は、到着した日に元気だったら軽く食事に来ようかなーと思っていたところ(残念ながら達成できず)。代官山あたりにありそうなお洒落なお店です。手前はバールになっていて、ジェラートも売ってます。またお土産にできそうなスイーツやお茶などを販売するスペースも(ちょっと私にはファンシーすぎて購入しませんでしたが)。奥には一日を通して食事が出来るスペースがあり、使い勝手はとっても良さそうです。

Bianco Latte(白いミルク)の名の通りミルクのジェラートがとっても美味しそうで、もう少しで買ってしまうところだったのですが、夜のことを考えて思いとどまりました。でも後から考えたら、やっぱりあそこで食べておくべきだったなぁ。

ピカピカのガラスに白地でお店の名前。MILANOのNが落ちちゃっているところが惜しいっ。

2012/11/22

panzerotto

panzerotto by Casa dell'Albero
panzerotto, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
私が滞在していたブレラ地区あたりは、どちらかといえば静かな雰囲気でしたが、さすがにDuomo付近はすごい人!怪しげな物売りもいたりして、「イタリアにいるぞー」感が盛り上がってワクワクします。大昔に一度入ったことのあるリナシャンテに入ってみて、「ここってこんなにすごかったっけ?」と思ったり(品揃え・そして明るくてきれい)、免税店で買えなかった化粧品がここで安く買えたり。

実は久しぶりのミラノ。ローマやフィレンツェにはない近代的で快適な街並が、昔は味気ないかなーなんて思っていたのが、今回ちょっと見直しました。ミラノだからこそあるお店や、乗りやすい地下鉄、そして人が意外に?(失礼)親切だったりして、とっても過ごしやすかったです。

今夜はきちんと食事がしたかったので、昼は簡単に。大行列のお店、Luiniでパンツェロット(複数形ではパンツェロッティ)。熱々とまではいかなかったけど、中からとろんとトマトソースとチーズが出てきます。軽く…と言いながらなかなかの食べ応え。老若男女問わず色々な言語が飛び交う中、美味しいねーと目を合わせながら頷いたりして、みんなで立ち食いするのは楽しいですね。

2012/11/21

italoの乗車券を買う

Duomo by Casa dell'Albero
Duomo, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
この日はまずやるべきことがありました。翌日のミラノーフィレンツェ間と数日後のフィレンツェーローマ間のitaloのチケット入手です。

italoは民間の鉄道会社で線路や駅は持たず、国鉄の線路と駅を使って車両のみを走らせています(JRの線路を東急や京急が走っているようなものかしら)。現在ミラノーナポリ間を運行していますが、今後ヴェネツィア方面にも拡大予定だそうです。

今年4月から運行を始めたところのitalo。今回の旅でぜひ乗ってみたいと思っていました。評判も上々だし、なんてったってその車体が美しいじゃないの…内装のデザインはジウジアーロだというし!ということで、ミラノのポルタ・ガリバルディ駅へ(italoはミラノ中央駅ではなく、ポルタ・ガリバルディ駅発着です)。

駅構内の中にある、italo専用のインフォメーションセンター(CASA ITALO)はすぐ見つかりました。スタイリッシュな中に入って、お姉さんに「切符を買いたいんだけど」と言うと、券売機で買ってねーということで、いくつもある券売機に。言語を選び、タッチパネルのマシンはとても使いやすく順調に支払いまできたところで、カードがエラー。もう一度やり直してもエラー。違うカードでやってみてもダメです。もう現金で買うかな…と思っていたところ、お姉さんがカウンターにある電話をつないでくれました。どうやらチケットセンターに電話をかけてくれたようです。CASA ITALOでは係員からチケット購入手続きは出来ないようですが、ここから電話をかけての購入は出来るようですね。この電話の交換手も英語が可能で、無事カードでの切符入手完了。まわりを見ると、私と同じように電話で購入手続きをしているイタリア人があちらこちらに。みなさんカードを使う時点でエラー発生だった模様です。italoさん、これはなんとかして欲しいですねー…(因にその後すぐ、trenitalia(国鉄)の券売機でローカル線のチケットをカードで買ったときには問題なしでした)。

その後、italoの券売機で今度はチケットをプリントアウトしようとしたら、翌日のミラノーフィレンツェ間の一人分チケットは問題なくプリントできましたが、数日後のフィレンツェーローマ間の二人分チケットが「プリントできません」の文字。またまたCASA ITALOに駆け込んで(目の前でしたが)、今度はお兄さんに「プリントできないんだけど!」と訴えると、「僕がプリントしたあげる〜」とチャカチャカとPCからプリントしてくれました。

…ということで、結局ここまで1時間くらいかかりました。でも、イタリアでこれぐらいで済めば全然ラッキーなほう。特にイタリアの鉄道会社のぶっきらぼうさに、いつも大変な思いをしている身としては、italoの係のみなさんの親切さは結構驚きです。若くて、英語も堪能でそして笑顔!待合室にもなるCASA ITALOも快適です(italoについては、この方のブログの記事がとても詳しく分かりやすいです)。

italoのチケットは事前購入だとお得な値段で買えるようです。今回私も翌日のチケットは正規の値段でしたが、数日後のチケットはずいぶんお安かった(クラスは翌日のほうが下だったにも関わらず)。日程が決まっている場合は日本でサイトから購入するほうがいいかもしれません(言語は英語も選べます)。

朝から汗かきながら、ようやく任務終了。前日にタバッキでまとめ買いしておいたチケットでメトロに乗って、Duomoに到着。一仕事終わってからのDuomoは輝いて見えるよ…。

朝ごはん

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ミラノには3泊しましたが、実質ウロウロできたのは一日。翌朝早くにはフィレンツェに向かって出発だったので、ミラノ滞在最終日にしてほぼ初日のこの日は、朝早く起きて身支度。

泊まった宿に朝食のための部屋はありませんが、前日レセプションにある用紙に朝食希望時間やパンの種類、飲み物を選んでおくと部屋まで持ってきてくれます。コルネットに絞り立てのオレンジのスプレムータ、ふわふわのカプチーノ。シンプルながらこれ以上ない朝食です。

さ、食べたらまだ動き出したところの街を散策です。

2012/11/20

人生初三島

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
イタリア旅行記の途中ですが、素敵な個展のご案内。

水道橋の千鳥さんで、現在志村さんと宮岡さんの二人展を開催中です。お正月にもぴったりな器がたくさん!大好きな宮岡さんの器を少し買い足して、そして人生初の三島!志村さんの三島はいつか欲しい欲しいと思っていたもの。その美しさにうっとりです。千鳥の店主さんが「料理を盛って写真に撮るとはえますよ」と帰り際に囁きました。いや、それはもう間違いないでしょ。

24日と25日もお二人は在廊されるそうです。ぜひ行ってみてください。

花月窯
志村睦彦 宮岡麻衣子 二人展
2012.11.17(土)~11.25(日)
12:00~19:00 ※最終日は17:00まで
作家在廊日 17日(土) 18日(日) 24日(土) 25日(日)

BENZA社訪問

formaggi by Casa dell'Albero
formaggi, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
パスタの後に「セコンドも何か作る?」と本気で聞いてくるお母さんに、こちらも本気で「もうもう十分です(入りません)」と丁重にお断り。「チーズくらいは味見するよねー」と出してくれたのがこちら。フランスやスイスと国境を接するヴァッレ・ダオスタ州のチーズだそうです(奥はパルミジャーノ・レッジャーノ)。これまた美味しかった(名前忘れました…)。庭で採れたというみかんを出してくれて、私がお土産に持ってきた栗の和菓子も「一緒に食べろ」と言われて、ようやく食事終了。く、苦しい…。

搾油所の上には、お母さんとGiovanniの居住スペース、そしてその上にキッチン付きの4部屋があります。シーズン中は満室になるというこれらの部屋、搾油のシーズンは朝から晩まで騒音がすごいので貸し出していないとのこと(シーズンオフでもありますしね)。食後にそれらの部屋を見せてもらい、また別棟で現在建築中の新しいキッチン・ダイニングスペース(こちらは宿泊客の朝食スペースとしても使うとのこと)と、新たな2室(キッチンなし)を見学。広いキッチンスペースを使って料理教室などの企画もしたいそうです。日本からのお客様も大歓迎!とのこと。来年3月頃に出来上がるという新しい建物。料理教室と合わせて、ワイナリー訪問や生産者訪問なども盛り込んだ、1週間程度のリグーリア満喫滞在企画をこれから一緒に計画していきますので、いつかこちらでご案内させていただきたいと思います。

こうしてそれはそれは楽しくて充実した数時間を過ごして、お別れです。今までのやりとり通り、誠実で温かい生産者でした。それがわかったのが何より嬉しかった。お土産にと、今朝搾ったオイルと新製品のドライトマトのオイル漬け、そしてドライトマトのペーストにオリーブのペーストを包んでくれました。大事にその包みをかかえて名残惜しくお別れし、またお母さんが車で駅まで送ってくれました。

雨の降る中、思いのほか混んでいる駅でお腹も気持ちも満たされたまま、しばらくぼーっと列車を待ちます。次の日が祝日ということで、列車のコンパートメントは満員。どうやってこの荷物載せたんだろう…という巨大なスーツケースやバックパックが頭上の棚にある状態で、よく喋る女の子2人の心地いいイタリア語が眠りを誘い、ミラノまでの3時間半、ほとんど記憶にありません。帰省シーズンの東京駅なみの混雑だったミラノ中央駅をなんとか抜けて、宿に帰着したものの、今夜予約していたトラットリアにはとても行けそうにないくらい疲れていて、宿のオーナーに電話し予約キャンセルのお願いをしました(予約は宿を通じてしていたので)。沈み込むように就寝…。

2012/11/19

olio nuovo!

olio nuovo! by Casa dell'Albero
olio nuovo!, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
まあ、とにもかくにも朝搾ったところの新油があれば何でも美味しいわけで(失礼、もちろんそれ以外の食材、お母さんの技術に愛情も)。パンにつけてたっぷりいただきました。ノン・フィルターのクリーミーさが際立ちます。

BENZA社でのランチ

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
このパスタがとっても美味しくて、お母さんに「パスタも作ったの?」と聞くと、「作り方は知ってるし、作れるけど、今日のは近くのお店で買ってきたのよ(ウィンク)」とのこと。ソースは手作りです。…っていうか、こんな美味しいパスタ・フレスカ(生パスタ)が売っているってことに軽くジェラシー。。忙しいのに朝から私のために買い物に走ってくれたお母さんに感謝感謝です。

BENZA社でのランチ

fungo by Casa dell'Albero
fungo, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
こーんな大きなキノコがソースに入っていたのだとか。このままだと香りがあまりしないのに、カットするとぐーんと香りが上がります。近くの森で採ってきたのだそうです。

BENZA社でのランチ

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
続いて出てきたのは詰めものパスタ。フライパンいっぱいに出してくれました。

BENZA社でのランチ

pizza by Casa dell'Albero
pizza, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
1時間半程説明を聞いて見学をさせてもらったら、「お昼にしましょう」とのお申し出が。特にランチの約束はしてなかったので、繁忙期の今、適度なところで引き上げて、Porto Maurizioの駅近くで何か食べて帰ろうかなーと思っていたので、大変嬉しくご一緒させていただくことに。

搾油所の隣には小さな商品展示・販売所が、そしてオフィススペースの奥に小さなキッチンがあります。ここで彼らはお昼ごはんを作って食べているとのこと。「私プロの料理人じゃないからー」と言いながらお母さんが作っていてくれたのは、まずふかふかのピッツァ。搾り立てのオリーブオイルをたっぷり含んで、タジャスカの実もたっぷりのったパンのようなピッツァはジューシーで超美味。一切れしか食べられなかったのが、とっても残念。今なら食べられるのにー(涙)。

2012/11/16

BENZA社訪問

olive taggiasche by Casa dell'Albero
olive taggiasche, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ミラノに着いた翌日は、朝7:00過ぎのインターシティ(列車)でミラノから3時間半の町、リグーリアのインペリアにあるBENZA社を訪問しました。宿の朝食は7:30からなので、前日列車のチケットを買いに行った帰りに、宿の近くにある大繁盛のパン屋さん(Princi)で買ったチョコマフィン(激ウマ!)と、駅の売店で買ったオレンジジュースを既にホームに入っていた列車のコンパートメント内で食べました。

3時間半はなかなか長かった…。雨の降るリグーリアの海岸線は晴れていればきれいだろうなぁ…と2年半前は車で通った景色を眺めながら、列車は順調に運行。ほぼ時間通りにImperia Porto Maurizio駅に着きました。

駅には私がいつも連絡をとるGiovanniのお母さんが車で迎えにきていてくれました。英語を全く話さないお母さんは、とても分かりやすいイタリア語で丁寧に話してくれます。駅からぐんぐん坂道を登り10分から15分くらいで到着。

BENZA社のオイルはまだ生産が始まっていませんが、近隣の農家などからたくさんのオリーブの実が持ち込まれ、搾油作業がちょうど行われている最中でした。Giovanniはこの日朝6:00から搾油をしているとのこと。オリーブの木は持っているけど、搾油の機械を持たない農家の人たちは、こうして近くにある搾油機を持つフラントイオに搾油代を払ってオイルを搾ってもらうのです。

翌日が祝日だということもあって、作業は大忙し。オリーブの実は収穫してからすぐに搾油しなければ酸化してしまうので、どんどんオイルにしていきます。フラントイオの中はまだ青いオリーブの香りでいっぱいでした。

…ということで、Giovanniは大忙しだったので、私の相手は英語も出来る秘書のLuanaがしてくれました。とてもやさしくて素朴で、BENZAのオイルが、そしてGiovanniやお母さんのClarettaのことが大好きな、素敵なお嬢さんでした。邪魔にならないように搾油の様子を見学させてもらい、各機械の説明もしてもらいました。

写真はこの地方のオリーブ、タジャスカです。小さな実が特徴。タジャスカは遅摘みで実が黒くなって完熟してから搾油するのが通常ですが、このようにまだ青い実が混ざっている状態で搾ると、デリケートでどちらかといえば香りが弱いタジャスカ種のオイルに青い香りが残ります。クリュ・トゥレDOPは、このような青い実を使って香りを残したオイルです。

2012/11/14

Antica Locanda Solferino

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
宿と同じ建物にリストランテもあります。ミラノ滞在最後の夜は、こちらで夕食をとりました。お料理は極めて普通でしたが(注文する料理にもよると思いますが)、お店の雰囲気はとても素敵で居心地がよかったです。カメリエーレ(ウェイター)たちの動きはまさにイタリアの古きよきリストランテのもの。空いているときにはかまってくれて、混雑してくるとキビキビ動く。それを見ているだけで楽しくなってきます。

日本に2ヶ月滞在してイタリア料理店で働いたという一人のカメリエーレは、最後まで一人で食事する日本人の私を気にかけて、何度も「美味しい?」と日本語で話しかけてきました。

Antica Locanda Solferino

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
いつものようにフランクフルトを経由して、まず入ったのはミラノ。ヨーロッパを経由した便は街の中心地に近いリナーテ空港に着くので、移動が楽です。

今回ミラノの滞在先に選んだのは、Antica Locanda Solferino。小さな宿で、玄関と部屋の鍵を渡されて、通常レセプションに人はいません。私はイタリアではこのスタイルの宿に泊まることが多くて、たくさんのサービスは期待できませんが、適度に放っておいてくれるところが好きだったりします。そして、圧倒的に内装や外装が好みなんです。

お部屋はまあ普通でしたが、何より惹かれたのはこの外観。場所もブレラ地区のすぐそばで、近くに地下鉄の乗り場があってとても便利。ミラノ中心地とは思えない静けさと落ち着きも素敵です。

レセプションのアフリカから来た彼も、朝食を運んでくれる彼女も、そしてオーナーもほとんど見かけることはありませんが、とても親切。レストランの予約やキャンセルの手配、朝早く出発する私のために早めに出勤してくれて荷物運びを手伝ってくれたりと、滞在中はすっかりお世話になりました。適度に距離はあるけど、必要なときにはしっかりケアしてくれる安心の宿です(レセプションに人はいませんが、用があるときには渡された電話番号に連絡すれば、24時間対応してくれます)。

2012/11/13

2012 イタリアへの旅

Untitled by Casa dell'Albero
Untitled, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
昨年はフランス・プロヴァンスへ一人旅でしたが、今年は2年半ぶりにイタリアを訪れました。前半は一人で、後半は現地で相方と合流しての旅。

旅程はミラノに入って3泊、フィレンツェに移動して2泊、フィレンツェでレンタカーを借りてトスカーナのグレーヴェ・イン・キャンティで3泊、レンタカーをフィレンツェで返却した後ローマへ移動して3泊。計11泊の北から中部イタリアまでの旅。

ミラノ滞在中は列車で往復7時間かけてリグーリアにあるBENZA社を訪問、トスカーナでは久しぶりにGiachi社も訪問しました。ミラノーフィレンツェ、フィレンツェーローマは真っ赤な列車、italoにも乗車。とにかく色々なことを盛り込んだ充実した旅になりました。

今回最大の目的であった2つの生産者訪問。ちょうどオリーブの収穫・搾油時期であったため、貴重な体験もできました。繁忙期だったにも関わらず温かく迎えてくれた彼らに本当に感謝です。その他にも小さな出会いがたくさんあって、ますますイタリアが好きになりました。

2012/11/12

ただいま

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長い間お休みをいただき、申し訳ございませんでした。本日より営業を再開しております。お休み中にいただきましたご注文商品は、順次発送いたします。よろしくお願いいたします。

今回のイタリア旅は、今までで一番有意義な旅でした。少しずつ紀行をお送りしていきますので、現地の空気や香りを感じていただければ…と思います。