ホーム
レシピ
ショッピング
ブログ
運営者とサービスについて

2010/08/30

biscotti di meliga


biscotti di meliga, originally uploaded by Casa dell'Albero.

もう8月も終わりだというのに、まだまだ暑い日が続きますね。
何とか買い物には行けるぐらいの気温になってほしいものです・・・。

さて、もう少し北イタリアの食について。
ピエモンテの名物焼き菓子、paste di meligaはポレンタ粉で作られ
ます。プレシーディオ認定の素朴なビスケットで、コーンの粒粒した
食感と甘みがとっても美味しい。

トリノの空港の売店で見つけたbiscotti di meliga。
こちらも壊れやすいビスケットだったので、大切に持ち帰りました。
トリノの空港ではピエモンテの名産品が結構買えます。
買い忘れたお土産や、日本でも試してみたい食材などが揃うので
出発までの楽しみになっています。

2010/08/27

nocciole piemonte I.G.P. tostate

このとき初めて食べたnocciole(ヘーゼルナッツ)をトーストしたもの。
トーストしたてで、まだ温かいヘーゼルナッツは濃厚な風味がしました。

ピエモンテの特産品であるヘーゼルナッツは、主にチョコレートと一緒に
商品化されていることが多いのですが(ジャンドゥイオッティなど)、
ストレートにヘーゼルナッツを食べたのは、今回が初めてかも。
その美味しさに驚いて、アルバのメインストリートを歩いていたときに
数ある食料品屋さんで普通に売っていたので一袋購入してみました。
真空パックされていたトースト済のヘーゼルナッツ。ピエモンテI.G.P.です。
日本に持ち帰って真空パックを開けてみると、結構な量があります。
一粒つまむと、これまたピエモンテの大地の香りがしました。

私にとってのピエモンテの記憶は、いつも香りから呼び起こされます。

2010/08/25

grissini stirati a mano e foglie di farro

ピエモンテで忘れてならない食べ物といえば、グリッシーニ。
ピエモンテ発祥の最も細いパン(分類上パンですよね)。
カリッとした口当たりは北イタリアのアペリティーヴォには欠かせません。

ピエモンテのリストランテでは、手延べグリッシーニがかごに入って、
または布にくるまれて運ばれてくるところがあります。
工場で大量生産された袋入りのものではないグリッシーニは歯応え軽く、
香り高く、これだけでワインが楽しめるほど。
滞在中はたっぷり享受できた手延べグリッシーニのある食事ですが、
これを日本に持ち帰るために訪れたのがバローロ村にあるパン工房
「クラヴェーロ(Cravero)」です。

バローロ村の入り口にある小さなお店のクラヴェーロは、ごく普通の
店構えで、食料品やペットボトルの水なども売るよろずやのよう。
でも、ここで手作りされているグリッシーニがそれはそれは美味しいのです。

まずとにかく長い!
長いまま袋に入れられたグリッシーニは圧巻です。
長い両端は手延べであることを証明する「つまみ跡」が。
見るからに香ばしい香りがしてきそうです。
小さなお店の中には、その美味しさを知っている地元の方から観光客まで
いっぱい。各自グリッシーニや自家製パンを選んでいます。
私たちもその中に混じって、最もプレーンなグリッシーニ、「Grissini
stirati a mano CLASSICI(手延べグリッシーニ・クラシック)」を一袋と
「Foglie di farro(小麦の紙)」を一袋購入。
Foglie di farroは、その名の通り薄く薄く紙状に焼いたもの。
どちらも壊れやすいので、大切に手荷物で持ち帰りました。

小麦の香りのぷんとする、香ばしい味。
思いのほかしっかりついた塩味も心地よい。
ピエモンテの香りや風景が思い出される、私たちにとってはちょっと
ノスタルジーを感じさせる食べものです。

F.lli Cravero
Via Roma, 63
Barolo, Italia

2010/08/19

夏ごはん


夏ごはん, originally uploaded by Casa dell'Albero.

もうひとつ夏のごはんを。

以前、和歌山の梅生産者の方がテレビで紹介していた梅ごはんです。
試しに作ってみたところ、大変美味しかったので夏の我が家の定番に
なっています。

作り方は:
1. 洗ったお米に白米を炊くときと同量のお水をはり、梅干を入れて炊く
2. 炊き上がったら千切りにした茗荷と大葉を加えてざっくり混ぜる

これだけ。
梅干の塩分だけで食べるので、出汁も醤油もいりません。
茗荷と大葉の香りが爽やかでいくらでも食べられます。
加える梅干の量はお好みで。大きさにもよりますが、私は1.5合に1個
(3合に2個)使用しています。ぜひ昔ながらのすっぱい梅干を使って
ください。

2010/08/17

なすの揚げ浸しそうめん

昨日より通常営業に戻りました。
お休み中にご注文いただきましたお客様、お待たせしました。
昨日中に発送させていただいております。

例年通り神戸に帰省したお盆。
今回は車で帰ってみました。
土日千円に釣られた訳ではないのですが、こちらに戻ってくる日は
14日の土曜日。ドキドキしながら高速に乗ったところ・・・。
あれっ、京都の渋滞を越えたらスイスイ走るぞ。
恐れおののいていた大和トンネル付近も18kmの渋滞といいながら
進めます。結局休憩を2回して所要時間は9時間。往路は平日だった
のですが、ほとんど変わりませんでした。

渋滞予想がすごいことになっていたので、「今日中に帰れるかなぁ」
なんて思っていたのですが、なんのなんの。余裕余裕。
今年のお休みは分散傾向にあるようで、次の日もその次の日も
渋滞はあったようですが、とんでもないことにならずによかったですね。
ちなみに車を運転し続けた相方はやっぱりお疲れのようでした。
隣で運転技術や機転を褒め倒し、励まし続けた私も若干お疲れです・・・。

そして戻ってきたとたんにびっくりするぐらいの猛暑。
こうも暑いと火を使うのは嫌になるし、あっさりしたものばかりを求めます。
が、ときにはやっぱり体に力をつけるものを食べたい。
そんなときにお勧めなのが野菜の揚げ浸しです。
なすとしし唐をエクストラバージンオリーブオイルで素揚げし、お酢を
少量入れただし汁に漬け込みます。よくよく冷やしておろし生姜、大葉を
添えていただきます。冷たくてコクのある一品は、夏にぴったり。
作る人は少し大変ですが、酷暑の中がんばって働いてきたお父さんに
出したら感涙ものだと思います。

たくさん作って残ったら、翌日のお昼ご飯に素麺と一緒にいかがでしょう。
茹でて冷水できりっと締めた素麺に、なすとしし唐を漬け汁ごとたっぷり
かけます。真夏のお昼に嬉しい素麺も、いつも同じ味だと飽きてしまう。
こんな目先が変わって、ボリュームもある冷やし素麺だと夏休み中の
お子さんも喜んでくれるかも(渋い嗜好のお子さんであることが前提
ですけど・・・)。

素揚げのときに使うオリーブオイルは、ぜひGiachiのドルチオリオを。
デリケートな風味のオイルが野菜の美味しさを引き出し、和風の出汁にも
ぴったりです。良質なオリーブオイルで揚げると油っこさを感じず、でも
コクが加わり、とっても美味。ぜひお試しください。

次回はもう一品、暑い夏にぴったりのご飯を紹介したいと思います・・・。
北イタリアの食については、その後もうしばらく続きます。

2010/08/06

miste dissetanti Leone


miste dissetanti Leone, originally uploaded by Casa dell'Albero.

トップページにてお知らせしておりますように、8月10日(火)~15日(日)
まで夏季休暇とさせていただきます。
8月9日(月)16:00までにご注文いただきました商品は、休み前に発送
いたします。それ以降のご注文は、16日(月)より順次発送させていただき
ますので、どうぞよろしくお願いいたします。

トリノのカフェやバールなどで見かけることができるLeone社のキャンディ。
ラムネみたいなのですが、少し固い。
このアンティークな雰囲気の缶が欲しくて、買ってきました。
お土産にも最適です。

これはカフェ・トリノの缶。
色々な種類があるようですので、探してみると楽しいかもしれません。

2010/08/04

pasticcini freschi


pasticcini freschi, originally uploaded by Casa dell'Albero.

ビチェリンと一緒にオーダーした、パスティッチーニ(プチフール)。
イタリアでドルチェを食べると、びっくりするぐらい甘いものが出てきて
閉口することがありますが、トリノの伝統的なカフェでは、見た目も
美しくて、とっても美味しいこんな小菓子がいただけます。

きれいにディスプレイされたパスティッチーニを指差しながら、
『これとこれを入れて、適当に盛り合わせてください』とお願いすると
こんな感じで出てきました。

ひと口サイズのこれらをつまみながら、ビチェリンをすすります。
甘いものが好きな人も、またそうでない人にも楽しめる優雅なカフェ時間。
トリノでお勧めの過ごし方です。

2010/08/02

bicerin


bicerin, originally uploaded by Casa dell'Albero.

こんな暑い季節に紹介するのも何かとは思いますが・・・(汗)。
トリノに行ったらぜひ飲みたかったもの、bicerin(ビチェリン)です。
本来は厳しい寒さの冬に飲むものなのですが、6月末に飲んでしまった
という・・・。いいんです、次いつ来れるか分からないのですから!

ビチェリンとはエスプレッソにチョコレート、泡立てたミルクを混ぜ合わせた
もの。苦いエスプレッソに濃厚なチョコレートが大人のおやつな雰囲気を感じ
させます。

トリノにはたくさんの優雅なカフェがあり、カフェ文化が長い歴史の中で
根付いている所。冬なら何軒かのカフェをはしごするのも良いですが、
結局今回は1軒しか行けませんでした(涙)。
宿泊したホテルのすぐそばにあるサンカルロ広場に面した、カフェ・トリノ。
ベルエポック様式の内装でエレガントな雰囲気。
数々のパスティッチェリアも魅力的です。

ビチェリンはアルバのバールでもメニューに見かけたので飲んでみた
のですが、ドロドロで甘ったるくて、「これが大人の味??」と半分以上
残すことに。本場トリノで飲んだそれは、全く違う濃厚なのになめらかで
後味にべったりした甘さなど残らない、大変美味しい飲み物でした。

Caffè Torino
Piazza San Carlo, 204
10121 Torino, Italia

今回の旅行記をまとめ始めました。
こちらは時系列にしておりますので、このブログよりは分かりやすいかと。
約2週間ごとの更新ですので、年内に終わるかちょっと焦っておりますが、
気長にお読みいただけましたら、うれしいです。